魔法科高校の劣等生 (8) 追憶編【著者】佐島勤

読書履歴

【タイトル】魔法科高校の劣等生 (8) 追憶編
【著者】佐島勤
【ハマり度】★★★★☆
【あらすじ】

司波兄妹の絆、その謎に迫る禁断のストーリー!

今から三年前。
司波深雪にとって、
忘れられない 『出来事』 があった。
それから、深雪は変わった。
兄との関係も。
兄に向ける、彼女の心も ──。
中学一年生の司波深雪は、
自分の兄が苦手だった。
一体何を考えているのか分からないから。
家族でありながら
使用人同然の扱いを受けているにもかかわらず……全く意に介さない。
兄と目が合えば、深雪の口からは、
不機嫌な声が出てしまう。
そんな妹に、
『ガーディアン』 として完璧に付き従う兄。
そこには一切の油断もミスも無い。
そして、一切の 『感情』 も。
理不尽だとは分かっていても、
深雪は兄に苛立ちをぶつけることしか出来なかった。
自分の、ただの我が侭だと分かっていても。
今とは全く異なる、
達也と深雪の関係と、その心の中 ──。
三年前、沖縄で起きた 『出来事』 によって、
二人の心と、その運命が、大きく変わっていく。

【感想】
今回は、過去の話になります。
達也と美雪の関係が生まれた理由。
そして、深夜と真夜の関係が生まれた理由。
それが、明らかになります。
とても悲しいお話です・・・。
誰が悪いとかじゃないです。
相手を思う気持ちがあったが為に
生まれた悲劇って感じではないでしょうか?
なんとなくやるせない・・・。
それでも、相手を思いやる気持ちは
大切にしたいですね。
読書って、本当に有益ですよね~

個人的に気に入ったポイントを
まとめておきます!

「自分の気持ちを上手に騙せるようになること」
建前というのは、
まず自分自身を納得させる為のもの。
なるほど、これがポーカーフェイスの
極意なのかな?
卓球でついつい感情が出てしまうけど
ポーカーフェイスを身につけて
相手に読めない冷静な卓球をしたい
ついつい楽しい方に寄ってしまって
ポーカーフェイスとは無縁な卓球している(;゚ロ゚)

「蒼白の豪華が荒れ狂っていた。」
達也がそんなに感情を表すと思っていなかった。
一応、感情が残っていたのね。
説明に寄ると美雪への妹を
思いやる気持ちだけは
残っているらしい!
冷静沈着に物事を進めるのが基本で
本当に本気で感情を表す時は
表す!これって理想的な生き方なのかも?
卓球もそんなプレイしたい!

「人は経験によって形作られて行くものだもの」
過去の自分があって、
今の自分があるのだもの
そう考えると失敗した経験ですら
人を形作られる材料になる。
人生ネタですから、
起きた出来事はすべてネタとして
生きていますね。自分の場合!
この出向もいいネタです。


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