折原臨也と、喝采を 【作者】成田良悟

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折原臨也と、喝采を (電撃文庫) [ 成田 良悟 ]
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【タイトル】折原臨也と、喝采を
【作者】成田良悟
【ハマり度】★★★★☆
【内容】
「俺は、人間を観察する為に最低限の技術と知識さえあればいいさ」
折原臨也という男は、名探偵というわけじゃない。
寧ろ、その全く逆の存在だ。
あいつは自分の目の前で起こった事を、
大抵の事は躊躇い無く受け入れる。
目と鼻の先で実の家族が撃ち殺されようが、
臨也はその殺人犯に対して笑顔で語りかける。
『今、どんな気分だい?』ってな。
だから、折原臨也は倫理的に褒められるような行動はしないし、
論理的な推理もしない。
目の前で起こった事を淡々と受け入れて、
さも『全部自分の予想通りだ』って面をする。
あいつは犯人や被害者を追い詰める道化師だ。
恨みも怒りも無いのに、
ただ、自分の楽しみの為に追い詰めて追い詰めて……そのまま相手が
崖から落ちたのを観て笑う嫌なピエロだ。
折原臨也は名探偵じゃない。
どこまでも強気なピエロで、
関わった奴をみんな沼に引きずり込む疫病神だ。

【感想】
「一手先には、何が起こるかわからないからね」
それが、人生って奴じゃないかな?
確かに卓球の試合もそうだし
人生もそうだと思う。
ほんと、大阪への出向も
100年以上ある歴史の中で
一度もなかったのに、
自分がまさかその人になるとは
思わなかったなぁ〜
いやー、人生色々あり
色々経験させてもらっています。

個人的に気に入ったポイントを
まとめておきます!

「感動っていう言葉は、感情が動くって事だよ。」
選手の激しい感情の流れを味わいたい。
って、確かに間違えではないかな?
ただ、卓球だとあまりにも
感情が、激しく動きすぎると
冷静に試合運びが出来なかったりするから
気をつけないとまずい。
むしろ、丹羽選手みたいに
淡々と試合をする方が、
相手は何をするか読みにくいし
いい気がするけど。
観客席の人は物足りなかったりするのかな?

殺人というのは、人間の感情が一線を超えたか、
あるいは人格そのものが崩れ去ろうとしている時に
発現した莫大なエネルギーの生み出した結果である。

確かに殺人までするとなると
普通の感情では、無理だと思う。
人がある一定の方向に振り切れると
そんな場合もあるのかな?
って、思うと、突っ込み過ぎるのも
良くないのかな?
ただ、偉大な人は、
ある種の飛び抜けている人だけと
考えると方向さえ気をつければいいのかな?

「確かに情報はアイスと似ているね。」
アイスは、食欲を満たして糖分が脳を活性化させる。
オマケにワクワクする。
面白い情報は、
欲を満たして頭が冴えて、
尚かつ心を躍らせてくれるんだからね。
なるほど、
井戸端会議で、盛り上がっているのは
それに近いのか?
ある意味お茶会している感じなのかな?
うーん。

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