神社の解剖図鑑【著者】米澤貴紀

読書履歴

【タイトル】神社の解剖図鑑
【著者】米澤貴紀
【ハマり度】★★★☆☆
【内容】

神社とは何か? 神様は誰なのか? がマルわかり

鳥居、社殿、門・塀・垣、狛犬、神紋などのカタチの意味から、
『古事記』『日本書紀』にまでさかのぼる神様と、そのご利益まで、
日本各地の神社の見かたを完全図解。

■主な章構成
1章.神社ってどんなところ?
神社には鳥居、社殿、門・塀・垣など、さまざまな建造物がある。
もっと目を凝らして見ていくと、狛犬、狐をはじめ
さまざまな生き物たちの像や彫刻などにも出会うだろう。
これらの形、置かれている場所には意味があるのだ。

2章.神話と神社の深い関係
神社で祀られている神様にもそれぞれ性格やエピソードがある。
それらは『古事記』『日本書紀』などの神話に描かれている。
ここでは神話で活躍した神たちを祀る神社を紹介する。

3章.神社の歴史をたどる
自然崇拝から始まった八百万の神への信仰。
仏教が伝来し広まっていくにつれ、神と仏(神社と寺)の関係は変化していく。
神は仏教の守護神となり、仏と一体化するがまた分離する。
時とともにその立場は変わり、境内の様子や建物の形態も
その影響を受けて変化している。

4章.神社は何を祀るのか
山や岩、滝などの自然崇拝から、異形のもの、軍人や権力者まで、
さまざまなモノと人が神となり神社に祀られている。
今も多くの日本人の心の中に息づく八百万の神に触れてみよう。

5章.神社のグループはこうできた
「お稲荷さん」と「さんづけ」で呼ぶのは尊敬と親しみを込めてのこと。
いま、こうした神様を身近に感じるのは分社が多いからでもある。
ここでは全国に広がりその名をよく耳にする神社、信仰について紹介する。

6.神社の素敵なご利益
神頼みという言葉があるように、「希望する学校に入りたい」
「ギャンブルに勝ちたい」「結婚したい」「健康でいたい」……、
そんなわがままな願いを聞いてくれるのが神であり、神社だ。
ここではご利益別に神社を紹介している。
しっかりとご利益が得られるよう、正しい参拝方法もおさらいしておきたい。

【感想】
単身赴任をして、一人でいろいろな所に
出かけるようになった。
場所が、大阪ってのもあり
京都や奈良も近いので
有名な神社などに行くことも多い。
しかし、自分は知識ゼロで回っている。
それはそれで楽しいし感動するけど
知識を学んで回るとさらに面白いのでは?
って思いながら読みました。
読みながら、行った時のことを思い出しながら
そうだったなぁ~
あれは、そういう意味があったのか~
と、感心しながら読んでみました。
人生を豊かにするためにも
学ぶ事ってだいじだなぁ~
って、感じながら読んでいます。
読書って、本当に有益ですよね〜

個人的に気に入ったポイントを
まとめておきます!

「鳥居は神域への入り口」
鳥居のデザインは2種類に大別出来る
・神明系(しんめい):島木なし
・明神系(みょうじん):島木あり
で、区別できます。
代表例としては
神明系:伊勢神宮(三重)
明神系:八坂神社(京都) 
になります。どちらも行ったことあるだよなぁ~
その時は、全然知らなかったけど(^◇^;)

「参道に陣取る霊獣・狛犬」
向かって右に口の開いた「阿(あ)」
左に口の閉じた「吽(うん)」
の狛犬が置かれている。
狛犬の源流は、オリエント文明から来ているらしい!
日本では、魔除けなどが主な役割とされています。
代表例としては
白鬚神社(東京)
になります。
いや~、狛犬も阿吽なのね(^◇^;)

「神は仏の化身、本地垂迹(ほんじすいじゃく)」
本地仏(ほんじぶつ):神様の正体とされる仏様
本地垂迹:神は仏が衆生を救う為に仮の姿で現れたこと
代表例としては
北野天満宮(京都)
になります。
学問の神様の菅原道真として
親戚の合格祈願に行ったのですが
こんな奥深い意味があったとは・・・。
色々知らない事ばかり(^◇^;)

「霊験幅が広い稲荷信仰」
代表例としては
伏見稲荷大社(京都)
になります。
全国に3万以上ある稲荷神社の総本山です。
朱の鳥居が立ち並ぶ「千本鳥居」などで
世界的に有名です。
そんな鳥居は奉納品らしい。
鳥居を通ると願いが通るの
言葉をかけて奉納されているらしい。
いや~、知らなかったなぁ~。
あの鳥居の数は、目の前で見ると
凄い感動するんですよね~

「航海の守り神、住吉さん」
代表例としては
住吉大社(大阪)
になります。
住吉三神は神功皇后に
朝鮮半島へ遠征、新羅国の征討託宣した神で、
航海の神とされている。
面白いのが、各地の住吉神社が
大阪から対馬までの航路の道筋に
位置しているらしい!!!
※住吉三神とは・・・。
・底筒男命(そこつつのおのみこと)
・中筒男命(なかつつのおのみこと)
・表筒男命(うわつつのおのみこと)
を表します。


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