【タイトル】トヨタの片づけ
【著者】OJTソリューションズ
【ハマり度】★★★☆☆
【内容】
「キレイがゴールじゃない。片づけは『成果を出す』ためのビジネスツールだ」
この言葉はトヨタの生産現場で勤続40年以上の
元トヨタマンたちが全員、
口を揃えて語った言葉です。
日本のものづくりの最高峰を担ってきたトヨタでは、
「片づけ」を何よりも大切にしています。
しかし、トヨタの片づけは、
単なる「清潔にする」「きれいにする」といった
次元のものではありません。
トヨタマンたちは、
「片づけ」という行為そのものが
仕事のパフォーマンスを上げ、
成果を生み出し、
ひいては会社の売り上げを押し上げる、
そこまでのツールだと断言します。
さらに、この「片づけ」は
生産現場にとどまらず、
事務職といったオフィスワークから
クリエイティブまで、
そのパフォーマンスを上げるといいます。
そのためのいちばんシンプルで
効果的な方法が「片づけ」だと。
その効果はトヨタのこれまでの
実績をみれば明らかでしょう。
そしてそのマインドや方法もたとえば、
「片づけは雑務じゃない。『仕事そのもの』だ」
「『ムダ』という宝を探せ」
「線を1本引きなさい」
「『掃除しないですむしくみ』を考えろ」
というように、現場の人間らしく、
きわめてシンプルかつ実践的です。
【感想】
内容としては、
職場の整理整頓のこと
世に言う、５Sってやつですね
（整理・整頓・清潔・清掃・しつけ）
でも、これって家庭でも
全く同じなんですよ。
そう考えると、
非常に読む価値はあると思う
一冊ですね。
個人的に気に入ったポイントを
まとめておきます！
「片付けは雑務ではない。仕事そのものである。」
５Sの整理整頓をやるだけでも
職場の効率はアップし、成果が上がる。
そう考えると、５Sは仕事として捉えること
仕事の合間でやることではない。
意識するだけでも
かなり、違うと思う。
片付けが仕事って、
発想がなかったから、
もう少し真剣に取り組まないといけないと
思いました。(^_^;)
「きれいにするがゴールではない」
きれいにするは、ただの整列で
整理・整頓になっていない！
整理：いるものといらないものを分けて、捨てる
整頓：必要なものを必要な時に、必要なだけ取り出せるようにする
これは、痛い言葉です。
職場・家庭どちらも
整列で終わっている
つい、もったいない根性が出てしまうですよね。
基準を設定して、まずは捨てるべし！
「必要なものを、必要なだけもつ」
人は、
・忙しい時
・暇な時
余計なことをするです。
だから、まずは
日々の仕事の偏りをなくして、
繁忙の落差を少なくしていくことが
実は大事だったりします。
確かに、忙しい時って、
部屋が荒れてますね(^_^;)
「物の置き場は、人の動きで決める」
お金を産まない作業は、
できるだけゼロになるように徹底する
ついつい動いていることで
満足しちゃう気がするですよね
今日も働いたって。
成果が大事なのに・・・。
また、物を探している時間は、
一番もったいない。
探している時間は、何も生み出さない！
「清掃は点検なり」
ゴミや汚れの発生から
異常を発見する。
机の周りの整理していたら
提出漏れの書類が出てくるなど
未処理の仕事が見つかったりするかもしれません。
清掃は、いつもと違う状況に気づき
トラブルを未然に防ぐことができるかもしれません。
ただ、清掃は最小限で済むように
掃除をしなくて済む仕組みを
組み込んでいくべきでしょう！
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