ゼロから始める魔法の書X -ゼロの傭兵〈下〉 【作者】虎走かける


【タイトル】ゼロから始める魔法の書X -ゼロの傭兵〈下〉
【作者】虎走かける
【ハマり度】★★★★★
【あらすじ】
ゼロとの離別により心身共に傷を負った傭兵。
自由の利かない身体に苦しむ姿に
仲間達は手を差し伸べるが、
傭兵はそれを拒絶し、
ゼロを追いかけるべく一人で町を飛び出してしまう。
命を投げ出すような傭兵の行為に
激怒する神父だが、
その揺るぎない決意に根負けし、
傭兵を町から正式に追放する決意を固める。
館長の助言に従い、
“泥闇の魔女”と敵対する悪魔達の力を借りる
決断を下した傭兵だが、
悪魔と勝ち目のない交戦をする絶望的な事態に。
しかしそれこそが、館長の狙いだった。
ゼロと傭兵が旅の果てに知る、
世界の真実とは一体──。

【感想】
好意に理由などいらない。
確かにそうなのかな?
気が付くとそうなっている
とか、一目惚れとか
を考えると理由とか必要ないかも?
嫌いになるのは、
あんなことされた!とかあるけど(;^ω^)
しかし、この巻は、
傭兵と魔女の関係が、
とても素敵で、聞いているこちらが
恥ずかしくなるような
お互いの純粋な思い。
何か、遠い昔に忘れてしまったものを
思い出させてくれる
とてもいい本でした。(⌒∇⌒)

個人的に気に入ったポイントを
まとめておきます!

とにかく、
失ったものについて考えても
仕方がない。

確かに、いくら悔やんでも
過ぎたものは元に戻らない。
ならば、今出来る事
これからどうするか?
そちらに頭を働かせるべきなんだろう。

俺はあいつを選んだ。
それだけは揺るがない。

これは「裏切られてもいい」という覚悟だ。
うーん。やはり
自分で決めていくことは
追い込まれた時に大事だなぁ~
自分自身の軸があると
どの方向に進むか?
となった時に悩まないで突き進める!
まぁ~、そんな軸を持って
人生を過ごしている人が
世の中に何人いることやら・・・。

一人で生きるのも、
一人で死ぬのも願い下げだが、
一緒に死ぬなら悪くねぇ。

傭兵は、この物語のなかで
最強の主人公って訳ではない。
見た目とは違って、
心優しい人だったりする。
厳しい環境化にあっても
それを失わない優しさ。
素敵すぎる!

見返りを求めない感情
得るのではなく、
与えることで満たされる感情
これはきっと愛だ!

なんか、いいセリフですね(^▽^)/
そんな魔女に対して
傭兵は・・・。
名前も、姿も、どうだってよかった。
お互いがお互いでありさえすれば、
なんでもいい。

なるほど。
慣れ合いだけでなく、
お互いを尊重するのも大事だよなぁ~

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コメント

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