ゼロから始める魔法の書 虎走かける


【タイトル】ゼロから始める魔法の書
【作者】虎走かける
【ハマり度】★★★★☆
【あらすじ】
教会歴526年―。
世界には魔女がいて『魔術』が存在していた。
そして、世界はまだ『魔法』を知らなかった。
そんな時代、人々に“獣堕ち”と蔑まれる
半人半獣の傭兵がいた。
日々、人間になることを夢見る彼だったが、
その数奇な運命を一人の魔女が一変させる。
「―戻りたいのか?人間に。
ならば傭兵、我輩の護衛になってくれ」
ゼロと名乗る魔女は、
使い方しだいでは
世界を滅ぼしかねない魔法書“ゼロの書”を
何者かに盗まれ、
それを探す旅の途中だという。
傭兵は、人間の姿にしてもらうことを条件に、
大ッ嫌いな魔女の護衛を引き受けるのだが、
禁断の魔法書をめぐって人々の思惑が絡み合い…。

【感想】
「人が化け物を作る!」
人の期待に応えながら、
生きる人生を歩んでいく。
そんな、人生を歩むと結局、
自分ではなく周りによって
人生が決められてしまう!
そんなのは、嫌だなぁ~。
自分の意志で、自分の人生を歩みたい!
でも、人は人と関わっていかないと
生きていけない
なかなか、難しいものですなぁ~
しかし、思った以上に、
この本は、面白かった!

個人的に気に入ったポイントを
まとめておきます!

本能で信じているのに、
理性で疑うのは馬鹿げている

って、現代人の本能が
弱っていると思う。
ブラック企業の働き方は
間違っている。
このままだと、体を壊すって
本能でわかっているはずなのに、
身体か心が壊れるまで働いてします。
その意味では、
本能に従ってもいいはず!

下半身の欲望よりも
命が欲しい。

と、欲望に打ち勝っている。
獣落ちしているのに
大した精神力です。
自分なら欲望に負けそうです(;^ω^)

なんだってくれてやる
吾輩から離れるな・・・。

そんなセリフ言われてみたい。
なかなか、そこまで
人に必要とされてことがない。
そんな相棒に出会えただけで、
幸せな人生なんだろうなぁ~

悪がなければ、
正義はならない。

そうなんですよね。
人って自分を正当化するために
悪を作り出すです。
なんとなく振り返ると
心当たりがある人は、
多いのではないだろうか?
意志的にやっているか、
本能的にやっているか、
はありそうですが・・・。

※魔術とは
魔法陣を描き、呪文を唱え、悪魔を呼出し、交渉する

※魔法とは
呪文と詠唱だけで、魔術を使うこと

ゼロから始める魔法の書2 ->

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