大人だからこそ忘れないでほしい45のこと 斎藤孝

【タイトル】大人だからこそ忘れないでほしい45のこと
【作者】斎藤孝
【ハマり度】★★★☆☆
【内容】
「自分は間違っていない」と
過信してしまったり、
はたまた「どうせ自分には無理だ」と
決めつけてしまったり。
大人になると、
どうしても頭が固くなってしまう人が多くいます。
社会人になりたての20代から、
重責を担う50代まで。
これからを生きるすべての大人に贈る、
いつまでも軽やかでいるために、
今一度心に留めたい大切なこと。

【感想】
全体的にうんうんと頷く場面が多い本でした。
学生より社会人に読んでもらいたい本かな?
個人的に好きなのは
「白黒はっきりつけず、グレーを味わう余裕を忘れない」
この世はグレーで出来ている。
世の中、片方が100%悪いってことは少ない。
なので、自分で~しかないと決めつけることは
危険性がある。一歩立ち止まって
落ち着いて、物事を考える習慣を持ちたい。
後で後悔をしない為にも!

個人的に気に入ったポイントを
まとめておきます!

「自分の長所・強みを忘れない!」
植物は、光が当たるところが良く成長する。
人も同じで、意識した部分が良く成長する。
卓球の試合では、
いかに、自分のプレイをして
いかに、相手に自分のプレイをさせないか!
それを意識すると勝率がだいぶ違う。
卓球は、戦略的スポーツですね。

「誰の問題か?を意識して、平静を保つ!」
自分自身と、その問題について切り離して考える
例えば、卓球の試合を観戦して
選手の凡ミスで、思わず
なんで、そんなミスするかな?
って、ついイライラしてしまったりしませんか?
自分の事じゃないのに(;’∀’)
子供の試合を観戦していると、
親が子供に切れているシーンがある。
それで、子供が委縮してなおさらミスが増える。
あれは、見ていて辛い( ;∀;)
いい時は一緒に喜び、ミスは寛容に!

「本質錯誤論に引っかかるな!」
99%の部分を無視して、1%だけに注目する
それって、おかしくないか?
昔悪だったけど今頑張っている人より
昔から頑張っている人の方がいい!
本質は、99%の方になる!
なので、たまに失言して、
それだけをピックアップして非難するのも
どうなのかな?って思ったりします。
普段の誠実さを一言で無視するのは、
あまりにもツライ。

「才能より場数!」
経験が多いほど、それだけ柔軟な対応力が
備わっていく!
初々しいのもいいけど
それでは、卓球の試合には勝てない。
まずは、試合会場の雰囲気に慣れる。
でないと、練習した成果が出せない!
今の自分自身で出来ることが出来るようにする!
そう考えれば天才にも勝てる可能性があるし
どんなに優秀でも動かないとダメ。
まずは、挑戦することが大事なんだろう!

「成長には、素直さが大事!」
他人からのアドバイスに
とりあえず、やってみる精神で
試してみる。そして報告する。
そうすると、さらなるアドバイスがもらえるかも?
元塾講師としてもそれは非常にある。
教育の場面では特に言えることだと思う。
素直な子供は、成長率が凄い!
試しにやってみてダメならやめるなり
自分流にアレンジすればいいだけなので!

「人の命は、時間そのもの!」
人の命は、有限で、時間と同義!
人の時間を奪うのは命を奪うのと一緒!
その辺が、あまり理解していない人が多い気がする。
Time is money!
卓球の大会を観戦をしていると
恐ろしく段取りが悪いのが多い。
あれ、なんとかならないのかな?(;^ω^)
大人だと、無駄な会議
無駄な資料作成などに当たるかな?
サラリーマンも辛いのです。

「一流の人は、他人を真似る!」
ただ真似るのではなく、
自分流にアレンジを加える。
もちろん、誰を真似るかは大事ですが・・・。
職人技を見て盗む!
卓球もそうですが、まずは
真似てみて、そこに自分流に変化!
今は動画など環境が揃っていて幸せです。
その気になれば、今の世の中
お金も使わなくてもある程度なんでも出来てしまう。
スマホがダメじゃなく、使い方の問題だと思う。
要は、どう使うかなので本人次第!

「驚きこそが、知の探究の始まりである!」
ソクラテスの言葉です。
何事にも不思議に思って
学び直していく!これって
意外と大事な事なのかもしれない。
卓球をやっていると、
全く回転がわからないサーブに当たると
ビデオでめちゃくちゃ、研究しちゃいます(;’∀’)
やはり、幼いころの好奇心って大事だと思います
それがあると知りたいから、
勝ってに行動するし、勝手に勉強する。
そして、それが辛くなく、むしろ楽しい!
仕事もそのようにやりたいものですね。

「勝っている時には、スタイルを変えるな!」
テニスの名選手、ビル・チルデンの言葉です。
勝っている時に、調子に乗って
余計なことをして、試合に負ける。
って、心当たりがありすぎる(;’∀’)
卓球だけじゃなく、色んな事に
当てはまるかもしれません。
ただ、改善は忘れないようにしたいですね

「あげたことは忘れろ!」
最初に親切心でやってあげたことで
お礼が返ってくると思ってしまう。
他人に期待しないことは大事。
卓球の試合とかもそうだけど、
教えてあげたのに、なんで出来ないの!
みたいな場面をよく見る。
教えていた時間を大切にしたい。
育児とかもそうだと思う。
子供にかける時間は無限に近い。
でも、子供の人生は子供のものなので
子供の意見も大切にしたい。

「本=他者の人格!」
本は書き手の人格そのもの。
踏み絵ではないが、本などは踏めない。
そう考えると読書は人と会う事と一緒
読書=人間の器を大きくする練習
本を読むと違う世界に旅立てる!
なんて、コスパがいいんだろう。
皆さんも読書してみたらどうでしょうか?

「アウトプットするためのインプットを忘れない!」
卓球で言う、試合を想定していない練習のこと
練習プロとか言ってますが
練習では、異常に上手いのに
試合では、全然勝てないみたいな・・・。
やはり、目的を持ってやると
なんでも身につく効率が違います。
どうせやるなら、成果を出しましょう!

「イメージをすることを忘れない!」
人間って凄いのは
イメージしているとある程度は実現できる。
逆に、イメージしていないものは
実現できないと思っています。
どうせなら、勝つイメージをして
卓球の試合に参加したい!
どうせやるなら、成果を出しましょう!

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