【タイトル】入門 Web3とブロックチェーン
【著者】山本康正
【ハマり度】★★★☆☆
【内容】
2022年に入って頻繁に耳にするようなった
バズワード「Web3(Web3.0/ウェブスリー)」。
NFT、DeFi、DAOなど、様々な関連ワードも飛び交っているが、
端的に言えば、Web3とは「ブロックチェーンを活用した次世代のWeb」のことだ。
ブロックチェーンは暗号資産(仮想通貨)を生み出したことで知られるが、
まだまだ大きな可能性を秘めている。
クリエイターとファンの関係を変えたり、
会社と従業員の関係を変えたり、
消費者と企業の関係を変えたり、
さらには、選挙の形や国家の形まで変えてしまうかもしれない。
その変化を予測しておくことは、
ビジネスパーソンとしても、市民としても重要だ。
一方、過剰に理想論的に語られることも多いという問題もある。
正しく未来を予測するためには、技術に基づいた冷静な視点が必要だ。
本書では、世界のテクノロジーの動向をウォッチし続ける著者が、
Web3のブームの虚実を解説する。
【感想】
仕事の為に読んでみました
なんかこのなのばかり読んでいる気がする
少しは知識が増えていればいいのですが・・・。
読書って、本当に有益ですよね〜
個人的に勉強になったポイントを
まとめておきます!
Web3の概念
ブロックチェーンを活用した次世代のWebの世界
ビットコインを法定通貨へ
・エルサルバドル:2021年09月に採用
・中央アフリカ共和国:2022年04月に承認
既存システムが不安定な時には
新しい技術や手法を試す絶好のチャンス!
アンバンクト層:
銀行口座を持てないで金融サービスを受けられない人々が20億人以上
いると言われている。
ブロックチェーンを活用してデータを分散管理するネットワークが
構築されるようになれば・・・。
各種証明書・不動産・貿易金融関係の手続きがWeb上で対応できる
↓
個人的には、そう簡単にはならないと思う。
個人情報の扱い・コンプライアンス・それを対応する企業など
いろいろ超える問題が多すぎる。
法律の変更や国・自治体が対応するのに時間がかかるはず。
ただ、遠い未来にはあるかもしれない
Web3は本質的に既存の国家の枠組みと相性が悪い。
確かに、中央集権だから権利を行使できるのに
非中央集権になったら、権利を手放すことになるので
これは、なかなか政治家はやりたがらない。
まだ時間がかかりそうな感じである。
ビットコインはDAOに似た形から生まれたのが
凄いことだと思いますよね。
どこかの会社が開発したわけではなく
謎の「ナカムラサトシ」の発信でスタートして
今も動いている。
管理しているのが、特定の人ではなく
ビットコインユーザー!!!
それでも成り立つ仕組みが凄い!!!
DAOのメリット
・フラットな組織運営
・オープンアクセス
・透明性
・匿名性
・スピーディーで身軽に活動できる
問題は暗号資産の所有率!!!
なんと、たったの1.7%(2021年)
思った以上に少ない・・・。
株が13..5%
投資信託が11.9%
これをみると試算が貯金に偏っているのか?!
「できる人」と「できない人」の格差が広がる
DAOなどで貢献度が明らかになるので
フリーライドが許されなくなる
すると、優秀な人にいろんなものが集まるので
総取りになるだろう!!!
「怪しそう」と先入観だけで新しい技術を敬遠していないか?
年齢を重ねるごとに新しいことに
挑戦する気力がなくなる

読書感想ランキング

コメント