僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? 木暮太一


【タイトル】僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?
【作者】木暮太一
【ハマり度】★★★☆☆
【内容】
マルクスと金持ち父さんが教えてくれた“目指すべき働き方”
私は、大学時代に経済学の古典『資本論』と、
お金の哲学を扱った世界的ベストセラー
『金持ち父さん貧乏父さん』を深く読み込むことで、
その後の人生が大きく変わりました。
実はこの2冊は全く同じことを言っています。
それは、資本主義経済の中で私たち“労働者”が
必然的に置かれている状況についてであり、
そこから考え始めることで、
どういう「働き方」を選択すれば
ラットレースに巻き込まれず、
幸せに暮らしていけるかがよくわかるのです。
今の働き方に疑問を持っているのであれば、
転職や独立、ワークライフバランスを考えても意味はありません。
しんどい働き方は、もっと根本的なところから考え、
変えていかないといけないのです。

【感想】
「変化のスピードが遅い業界・職種をあえて選ぶ!」
この提案は、衝撃でした。
そんな発想なかった。
むしろ、逆の業界・職種を選んじゃう!
労働力の価値を上げるのに
知識・技術・ノウハウなどが
移り変わりが少なく、積み上げをしやすい
仕事を選ぶべきなんだなぁ~
変化が速い業界では、
知識・技術・ノウハウの賞味期限が短い。
うーん。考え方を変えると
新しい価値観が得られる!
今後の働き方を考えよう。
なんの分野がいいのかな?
会計・教育・営業力などかな?

働き方のポイント
1.相場よりもストレスを感じない仕事を選ぶ
2.積み上げをして土台を作り、そこからジャンプする
3.労働力を投資する
4.長期的な資産を作る仕事を選ぶ
5.積み上げが出来る仕事を選ぶ
6.変化のスピードが遅い業界・職種をあえて選ぶ
7.賞味期限が長く、身に着けるのが大変で、
  高い使用価値のある知識経験を積み上げる
8.PLだけでなく、BLも考えて働く

個人的に気に入ったポイントを
まとめておきます!

「給料:明日も同じように働くために必要な経費」
そうなのか!
そりゃ~、年を重ねれば上がるよなぁ~
そして、努力や成果は関係ないっかい!?
それを理解するために
使用価値:それを使って意味があるのか?
価値:それを作成するのにかかる手間量
を理解する必要がある。

「会社で利益を出す為には、労働者のみ」
労働者の過程だけが、
余剰価値を生み出すことができる。
だからこそ、労働者は搾取されていると
言われてしまう。

「イノベーションはコモディティ化する」
これをわかりやすく熱帯雨林のことを
例にしています。
みんなが多くの光を得ようと上を目指して
競い合って、木が高く伸びていくと・・・。
結局、みんなが伸びて、得られる光の量は変わらない。
無駄に伸びた幹の為に、
より多くのエネルギーが必要になる。
これを会社に当てはめて説明されています。
そう考えると、いったい自分の頑張り・努力って
なんだったんだ?
と思わせる内容が分かりやすく書かれています。

「どんな環境や状況にも、人は必ず慣れる」
って、事は・・・。
幸せな状況も辛い状況も必ず慣れてしまう。
では、幸せに生きる為にはどうすればいいのか?
自分は楽しい生活を送りたい!
その為に、自己内利益を増やしていく
それに焦点を当てて生きていく!
そのポイントをわかりやすく書かれています。

人は、1年でできることを過大評価し、
10年でできることを過小評価する
(アンソニーロビンズ より)
移り変わりが少なく、積み上げを考えると
10年継続できたら、大きな成果を出せるのでは
ないだろうか?
俺見たいな、普通の人でも
きっと何か出来るはず!
そう考えると、継続の力って凄いなぁ~
さて、何を積み上げていきますかね?!

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