あなたがデキる人か否かを決めるのは、人事部です。 【著者】三冨 圭


【タイトル】あなたがデキる人か否かを決めるのは、人事部です。
【著者】三冨 圭
【ハマり度】★★★☆☆
【内容】
とある外資系企業に勤務する
人事担当のスペシャリスト南一裕は、
巧みな話術で新人研修や人事面談をこなしていく。
一方、その企業本社の真北に位置する
カウンターだけのバー
「北の部屋」の妙齢ミストレスは、
新入社員を相手に人事のウラ話を語る。
ともに人事のウラ事情に詳しく、
古くからの知り合いでもある南とミストレスの関係、
そして、「南の本社」と「北のバー」のつながりとは――。
人事・労務の裏側を知り尽くした著者が、
人事のオモテとウラをふたつの視点で描く
小説仕立てのビジネス書。
南の「オモテの人事」では、
実際に人事担当が社員をどのように見ているのか、
どんな社員が解雇対象となってしまうのかを紹介。
また、ミストレスの「ウラの人事」では、
南の会話のウラにある会社の本音や、
給与・出世に関するウラ話が語られる。
組織で成功したいビジネスマンに
知恵とコツをこっそり教える一冊。

【感想】
正直この本を読んでいたら
人事部が信じられなくなった。
まぁ〜、元々信じてないですけど(^_^;)
ただ、なんか大人の世界が書かれている感じで、
非常にブルーになりました。
きっと、私自身も人事部にコントロールされて
出向させられたのかな?
って、改めて思ってしまった。
人生、うまくいかないものですね( ;∀;)
ただ、処世術を学ぶためにも
1度読んでおくと、
少しは耐性がついて、
会社とある程度距離を置いて考える事が出来るかもしれません。
私の場合は、ちょっと読むのが遅かったか・・・。
と思いました。
読書って、本当に有益ですよね~

個人的に気に入ったポイントを
まとめておきます!

「人事部になると、みんな無口になる」
本当なのかな?
確かに、社員の個人情報を
口に出したら、秘密主義を守っていないで
罰則受けそうですもんね。
人の噂話は、なかなか気軽にできなそう。
人事だと、周りの人も警戒するから
飲み会に行くのも減るらしい。
最近は、コロナのおかげで、
あまり関係ないかもしれませんね。
飲み会がないと、意外と
人事異動の情報って、回らないみたいです。
今年度の異動は、結構上司が知らない事が多い。
のを、目の前で見て実感しています。

「日本の給与は、長い間生活費だった」
つまり、仕事の報酬ではなかった。
だから、年齢を重ねると生活コストが増えて、
給与が上がっていた。
最近は、成果主義とか言われて
給与が決まるようになっているが本当か?
公平な給与になっているのか?
疑問が残ります。
給与が仕事に見合っているか?
公平に評価されているか?
そんなものは、自分で考えて決めるしか無い。
客観的なデータなんてない。
処遇だって、お金だけじゃない。
(労働時間・有給休暇の取りやすいか・プレッシャーが多いか?など)
「世の中にはね、公平なんてことは1つもないのよ」
「北の部屋」の妙齢ミストレスのセリフ(;^ω^)

(個人的には、時間だけは公平だと思っている)

「出世には2つの条件がある」
・あなたを出世させることができる人がいる
・あなたを出世させることで、その人間に都合のいいことが発生する
この条件が揃った時に
頑張れるように準備しておくこと!
それが、非常に大事なので、
焦らずチャンスを待つべし!
個人的には、全く出世には興味ないけど
確かにそうなのかも?
と、感じながら読んでました。

「自己採点を聞かれるのはリストラ候補」
PIP対象の面談は大体最後になるらしい。
そして、周りには誰もいない
その中で行われる。
PIPプログラム(Performance Improvement Program)
業務改善プログラム
SkillとMind Setの両方からImprovement
自分にあるResource/必要なSupportを意識難題克服シートの活用
そして、目標達成できるはずのない
高い目標を気がつくと書かされて
達成出来ずに辞めさせられる。
それを誘導するのが人事部らしい。
怖すぎる(T_T)

「4つのジンザイ」
人財:能力あり・やる気あり→会社の宝
人在:能力あり・やる気なし→環境を整える
人材:能力なし・やる気あり→必要な教育を与える
人罪:能力なし・やる気なし→採用しない

「心の病気と健康の違いは?」
健康:自分や周りの人が困らない状態
病気:自分や周りの人が困る状態
世にいう心の病気でもそれが逆に
役に立つ場合だってある!

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